15年ぶりに復活した伝説の作務衣!
その昔、作務衣の色は“藍”と“茶”と相場が決まっていた。そこに登場したひとつの彩り。その色合いは、あまりに鮮やか。強烈なインパクトと共にこの作務衣はたちまち大ヒット商品となる。
しかし、この話題の一着は、一年もたたぬ内に突然、製造中止となり姿を消した。手作り故に生じる工程上の事情というのが、その理由。
あまりに鮮やかなデビューであったため、憶測も飛び交い、この一着は伝説の作務衣となった。
それから十五年。復活を望む声はひきも切らず。その伝説の作務衣が、この春、当時と変わらぬ彩りで復活する。
「ただいま!」と帰ってきたあの人気者。長い歳月を経ても変わらぬ輝きと共に…。
その日の試着室は、いつもとは明らかに違う空気が漂っていました。やがて、それを着た試着モデルが姿を現した瞬間、その空気は二つに大きくゆれ動きました。
十五年前の当時を知るスタッフからは「ああ、この色だ。変わってない!」ホッとしたような声が…。そして若いスタッフたちからは「オーッ!これか。思ってたよりずっと美しい色ですね。」
彼らの眼前には十五年ぶりに戻ってきた伝説の一着「万葉百彩織作務衣 卯月」が変わらぬ輝きでそこにありました。「お帰りなさい」「始めまして」ふたつの想いが重なって、伝説の作務衣が、ここに復活しました。
極限の薄さに藍染した糸。1インチ単位で計る交織技法。
“春の色”を求めて当会が挑んだ百彩織り。この色合いは高いレベルにある藍染師と織り師の技と感性がピタリとはまらねば得られぬもの。
まず糸の先染め。タテ糸を藍で染めます。一見、染めてないように見える薄さ。これが、ちゃんと藍ガメを3回もくぐっています。藍染の技としては最も難しいとされる薄染めです。
この糸を使い織り師が色を作っていきます。正藍染のタテ糸に、1インチ単位で少し濃目の緑の色を交わらせていきます。1インチの中に何本のヨコ糸を飛び込ませるかーー織り師の仕事場は試し織りの布地で埋め尽くされたといいます。
こうして完成した、春の彩り<卯月>は大変な好評を呼びたちまちにして完売。あわてて追加のオーダーをしたのですが、微妙な色の違いが生じました。調べてみると、ベテラン染め師が体調を崩したとのこと。さらに織り師もよんどころのない事情で降板。代役が織っても、当初の彩りは二度と得られず、やむなく<卯月>の製造を封印せざるを得なくなりました。
多彩になった作務衣の色。その中でも、この卯月の彩りは出色です。冠が取れた復活<卯月>を、ぜひその目でご検分ください。
「万葉百彩織作務衣」の工程
●タテ糸は正藍染にて三回染め。三度も染めていながらこの薄さ。ヨコ糸に濃い目の緑。
●この二本の糸を交織。
●織り機は、手織り感覚に近いスピード。そのため一日に30メートルほどしか織れない。
●タテ糸に1インチ単位でヨコ糸の交わりを計算し織っていく。実際に試し織りをして計っていく。これは職人の感性が決め手。
●完成した春の色。一回に300着が目安。二回目は上記の工程を初めから繰り返す。 |
| 着心地 |
|
| 混 率 |
綿100%【厚さ】中間【重量】約1.1kg |
| 洗濯方法 |
手洗い |
| 仕 様 |
上着:右前ポケット×1、両脇スリット有り
ズボン:ウエスト総ゴム入、共布ヒモ付、ファスナー付、ポケット左右各1、裾ゴム使い |
| サイズ |
ウエスト |
着 丈 |
裄 丈 |
ズボン丈 |
| S |
68〜76 |
75 |
70 |
97 |
| M |
76〜84 |
77 |
72 |
100 |
| L |
84〜94 |
79 |
73 |
103 |
| LL |
94〜104 |
81 |
76 |
106 |
| BIG |
104〜114 |
85 |
78 |
109 |
サイズについて