日本の和服・作務衣を専門に追求した「作務衣博物館」

日本の和服・作務衣を専門に追求した「作務衣博物館」は「作務衣の専門館『伝統芸術を着る会』」によって運営されているウェブサイトです。
95~96年の作務衣 , 絹作務衣

正絹総裏付作務衣 紫寿(しょうけんそううらつきさむえ しじゅ)


お正月用の作務衣<寿シリーズ>平成九年の新作は渋い"紫"で参ります。



作務衣で迎えるお正月――という私ども伝統芸術を着る会からのご提案は、愛好家の皆さまの間ですっかり定着したようです。



そればかりか、作務衣に興味を持ちながらまだ袖を通したことがなかった方や、"正月くらい和風で過したい。しかし着物じゃちょっときゅうくつ――"という方たちにとっても、このお正月は、作務衣初体験のいいきっかけになっているようです。



特に、この傾向に応じて4年前からスタートした<寿シリーズ>が大好評。毎年、その年の新しい彩りを、俗に言う"正月おろし"でお召しになる方が急増しています。



子の年から丑の年へ――縁起も込めた彩りの誕生!



さて平成九年、寿シリーズの彩りは?これが結構もめました。

常盤の松をイメージした「緑寿」、日本の国色を採り入れた「藍寿」から始まり、「銀寿」「墨寿」と続いたこの寿シリーズ。これを受ける目出たい彩りは、色の格からいっても、"金"か"紫"ということになります。



しかし、さすがゴールドの色の作務衣となると当会としても腰がひけます。ならば紫、ということになったのですが、これもストレートな紫色では派手すぎる……との声が多く頭を抱え込んでしまいました。



その時、『ネズミ年からウシ年へのバトンタッチだからネズミムラサキってどうでしょう』と若いスタッフからひと言。



ねずみ紫?! なるほど、いい感じ。スタッフ全員の顔がほころびました。

十二支の受け継ぎで縁起もいいじゃないか、という事で、ちょっと渋めにねずみがかった紫色に決定。名称はシリーズの慣例通りに「紫寿」と名乗ります。



もちろん素材は正絹100パーセント。上下ともに軽くて暖かい綿起毛を裏地として付けています。晴れやかな元旦の朝、絹の輝きに包まれて主の登場――ここは一発、格調高くキメていただきましょう。
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