日本の和服・作務衣を専門に追求した「作務衣博物館」

日本の和服・作務衣を専門に追求した「作務衣博物館」は「作務衣の専門館『伝統芸術を着る会』」によって運営されているウェブサイトです。
藍染作務衣 , 93~94年の作務衣

憲法染作務衣 藍墨と羽織


藍の潔さと黒の剛毅さをあいたずさえて、颯爽とした彩り――櫻花、菜花の彩りの中で、きりりと映える男子の作務衣。よって、婦女子ご免蒙ります――。



いかに技に優れていても、藍染だけでは出せぬ藍の色がある。しかし、間口を広げてみれば可能性が広がってくる。

素材は綿、タテ糸は武州ならではの正藍染。ここに、ヨコ糸として他流の染めを迎えてみたら、こんなすごい藍の彩りが誕生する。




吉岡憲法流がその相手。藍で下染めして、梅の樹皮で染め、鉄媒染を加えた憲法黒。

このヨコ糸と正藍染のタテ糸で交織。巧みな計算で、黒を潜めながら、藍の端麗さを墨絵ぼかしのように引き出す。

これぞ、藍の新しい色合い「藍墨」である。外なる輝きより内なる剛毅さを求めた、男子本懐の彩り。花は櫻木、人は武士――の心境。



もちろん、羽織をご用意しないわけにはまいりません。

言うまでもなく、作務衣・野袴と同じ染めと織りです。作務衣、野袴のいずれにも着用できますが、特に、左の写真のように、足袋に雪駄でまとめれば、その渋さ、格調高さはとても印象的。

はおれば格調高く、脱げば野趣に溢れるという具合に、羽織一枚で、そのイメージの変化を楽しむのも一興。言わずもがなですが、他の作務衣へのご着用もご存分に。
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