日本の和服・作務衣を専門に追求した「作務衣博物館」

日本の和服・作務衣を専門に追求した「作務衣博物館」は「作務衣の専門館『伝統芸術を着る会』」によって運営されているウェブサイトです。
カタログ和服こぼれ話

紗つむぎ作務衣開発秘話(1)


一枚のお便りから生まれた新作。



「五十の声を聞こうかという頃になって、やっと和装の良さが分かりかけてきました」

こんな会員の方からのお便りが目にとまりました。要約すると、次のような内容でした。



「作務衣や和服に興味がわき出した途端、何かにつけて子供の頃のある情景が頭に浮かんでくるのです。



それは、カンカン照りの夏の昼下がり、私の手を引いて歩くおじいちゃんの着物すがたなのです。他の部分はボヤけているのに、おじいちゃんの姿だけがくっきり…幼心にも、それは鮮烈に映ったのでしょう。



今思うと、その着物は紗のように透けていて、触るとザラッとした感じがあったように覚えています。着道楽だったおじいちゃんには叶わないでしょうが、あの着物すがたに一歩でも近づきたいと思っています…」



そして最後に「私の昔話が作務衣づくりのお役に立てれば幸いです」と結んでありました。

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