日本の和服・作務衣を専門に追求した「作務衣博物館」

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カタログ和服こぼれ話

近江麻ちぢみのふる里 近江路を行く(3)


近江商人たちは、天秤に郷土の特産品を積んで諸国を行商した。

八幡商人は、麻織物・蚊帳・畳表。五個荘商人は、野洲晒(やすさらし)・高宮布・編笠。日野商人は、日野椀・日野きれ・薬などなど…。



なかでも、八幡商人が行商した麻織物は、鎌倉時代から愛知川町・秦荘町・五個荘町・多賀町などで織り続けられてきたもので、「近江麻ちぢみ」として親しまれてきた。



特に夏場は、麻独特のひんやりとした感触が汗をかいてもベトつかない点が、諸国の人々に大変よろこばれたという。



近江の商人たちは、故郷の産物をもって諸国に行商に行き、帰りには行く先々の産物を仕入れ、帰りの道中で商いをしながら故郷に戻った。

その工程には、全く無駄がなかったと言われている。
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