日本の和服・作務衣を専門に追求した「作務衣博物館」

日本の和服・作務衣を専門に追求した「作務衣博物館」は「作務衣の専門館『伝統芸術を着る会』」によって運営されているウェブサイトです。
97~98年の作務衣 , 染&織作務衣

揚柳作務衣 爽風(ようりゅうさむえ そうふう)


より存在感のある彩りを…難問と格闘した一年間



「楊柳作務衣」は、“旅に着ていく一着として実に重宝”と大好評を博しました。しかしながら、さすがに目の肥えた会員の方々。さらに精進せよとばかりに、その後、実に様々なご意見を頂きました。



その中でも格別に多かったのが、彩りに関するもの。旅先や行楽先に着ていくということは、他の人々の視線をより意識することになる。されば、さらに主張を持ったもの、それも、厳かな存在感を放つ“主張なき主張を持った彩り”を実現してくれないだろうか…。



そのご意見を実現したのが、「揚柳作務衣 爽風」です。



“しもふり”の涼感が見事!



基本的な彩りは、陽光まばゆい季節を考慮して薄いグレーを用いました。

しかし、ただそれだけでは会員の方々を納得させるのは物足りない。ならば糸から工夫を凝らそうと、より上質の糸を選び抜き、それを濃淡のある二本の糸として染め上げ、生地全体が涼やかな“しもふり調”を醸し出すような独特の織りにて仕上げました。



その結果、写真のように、えもいわれぬ柔らかな味わい深い彩りを実現したのと同時に、前作以上の優しいさらさら感も獲得することができ、全体に充実感が増しました。

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