日本の和服・作務衣を専門に追求した「作務衣博物館」

日本の和服・作務衣を専門に追求した「作務衣博物館」は「作務衣の専門館『伝統芸術を着る会』」によって運営されているウェブサイトです。
99~00年の作務衣 , 絹作務衣

先染サマーウール作務衣 涼彩


出合った時の彩りが、ずっと愉しめる一着!



森羅万象、モノとの出逢いは最初がすべて。“あ、いいな”と、その瞬間に思ったからこそ、手に入れたい、ずっと一緒にいたいという気持ちが湧き起るもの。時の流れの中でそれは愛着となり、モノ自体も味わいを深めていくのですが、装いの彩りなどの場合は、時間の経過と共に色あせてゆくのは如何ともし難いもの。しかもそれが、汗のために洗濯回数の多くなる夏の衣服となるとなおさらのこと。



出逢ったときの最も印象的な彩りを、いつまでもまとうことができたら…そんな想いを実現したのが、ウォッシャブル加工を施した新作サマーウール作務衣です。この加工は洗濯を重ねても色落ちしにくいというもので、それにより出逢ったときの彩りへの感動がいつまでも愉しめる、いわば「一期一会の作務衣」。



サマーウール作務衣を選んだのは、何と云っても「日本の夏にはサマーウール」という言葉が会員の方々の間に交わされるほど、今や夏の作務衣の人気の定番として押しも押されぬ看板になり、ご愛用者が爆発的に増えているからです。



大人気の一着がさらに進化。



その方々に、いつまでもサマーウールを選んだときのあのときめきを感じていただきたい…その想いが、いつまでも色落ちしない「一期一会のサマーウール作務衣」を創り出したのです。



そのために彩りも、いつまでも飽きのこない人気の彩りであるグレーを採用。もちろんサマーウール作務衣の人気の土台を支える高機能もしっかりと付加。いわく●雨や水、コーヒーも弾く強力な撥水加工で、気遣い要らず●小さく折りたたんでもシワにならない防縮・防シワ加工のおかげで旅行の際にも実に重宝●強い撚糸のクレープ糸を採用しているため、ケバ立ちを抑え、ホコリが付きにくいなどなど、その魅力はさすがと思わずうなづくほど多彩…。夏こそお洒落の通にとって、センスを表現できる季節。新作のサマーウール作務衣で存分に個性を発揮してください。
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デニム&カジュアル作務衣 , 99~00年の作務衣

サマーウォーキング作務衣

いにしえの趣を作務衣で歩く







暑い夏。だからといって空調の効いた部屋の中にこもっていては、季節を愉しむための趣も、夏ならではの自然の涼味も発見することはできません。精神の開放を大いに謳歌せんとする作務衣ファンなら、ここはひとつ、えいやっと戸外へ足を踏み出しましょう。







それも単に歩くだけではなく、心の中にひとつのテーマを掲げてみると、まったく違った視野でいつもの風景が目に入るから不思議です。







当会が提唱する散策のテーマは『万葉びとの夏』







当会が散策のテーマとして提唱したいのは、“万葉びとの夏”。こんな時代だからこそ、豊かな自然と大らかな精神性の中で生きた、かの時代の人々の雅な心に想いを馳せつつ、自分なりの身近な場で、精神の開放を楽しんでいただきたいと思うからです。







着ていただきたいのはもちろん、新作の『サマーウォーキング作務衣』。昨年、“季節の旬を楽しもう”とのテーマのもと第1弾を発表し、おかげさまで大好評。ちょっとしたウォーキングブームを呼んだものでした。







そこで今回は、前述いたしましたように、昨年とは趣を変え、より雅な思い入れを込めて、万葉の装いによる散策を前面に押し出しました。そのためにも彩りも古来から伝わる御納戸鉄(おなんどてつ)と呼ばれる実に味わいと趣のあるものを採用。







汗を考慮して、生地は軽やかさで人気の楊柳を用い、全体に、“しぼ加工”を施してありますから、肌触りも涼感も前作以上。もちろん、ひと汗かいたら、ご自宅でジャブジャブと丸洗いもOKです。







サマーウォーキング作務衣をまとい、万葉びとの心と視線で歩けば、夏の暑さも雅な趣に姿を変えることでしょう。
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デニム&カジュアル作務衣 , 95~96年の作務衣

サマーウール甚兵衛


昔ながらの本格派と現代感覚に溢れた甚兵衛の登場。



夏の人気者<甚兵衛>に新しいイメージを――ここ数年、当会ではこの課題にあれやこれやと知恵を絞ってきました。ところが<綿絽>や<近江縮み>といった本格的な甚兵衛が健在で、しかも夏になると多くのご用命をいただくため、なかなか新しいイメージをつくり上げることが出来ずにいました。



サラサラした感触、素肌を包む柔らかさ。



そこへ、昨年の夏、爆発的なヒットとなったサマーウール素材の登場です。この素材を甚兵衛に…という声が自然にわき起こり話は一気に具体化。これまで甚兵衛が持っていたイメージとは正反対のように思えますが、試着してみると実にいい感じ。撥水や防縮といった高機能加工も甚兵衛にこそふさわしいと、そのまま採用。まさに、ニュー・ジンベエの誕生といったところです。
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藍染作務衣 , 91~92年の作務衣

正藍染綿絽ゆかた叢雲(女性用)(2)

『風騒ぎ 叢雲迷う 夕にも』







夏の強い陽射しに群がり立つ雲。やがて野分けの風が吹きはじめ爽やかな夕立がやってきます。こんな夏の風物詩を表現したのが、江戸以来の伝統的な“叢雲絞り染”。そしてこの技法を復活させて完成したのが、この「正藍染綿絽ゆかた叢雲」です。







綿素材と絽織りの涼感も格別。独特の染め技法から生まれる色合いと藍模様は、見る人をしてため息をつかせることでしょう。







綿絽で正藍染―高級感に溢れたゆかた。







ゆかたに仕立てるにしても、これだけの技法、安っぽいものにしたくはありません。そこで、作務衣と同様に、生地は綿絽。もちろん正藍染です。







藍地に群がり立つ雲を想わせる染模様の素晴らしさは、私どもが申すのも変ですがかなりのもの。ゆかた人気の復活が言われる昨今、この正藍染綿絽浴衣が大きな注目を集めるのではないかという予感がしています。それだけに残念なのは、すべて手作りのため量産が効かないことです。しかし、お客様のご希望には何としても応えねばならない――と、職人秋元一二さんの尻を叩き続けております。
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91~92年の作務衣 , 藍染作務衣

江戸の群雲絞りを再現!(1)

江戸時代に考案され大変な人気を博した染め技法







やっぱり武州藍の職人、秋元一二さんはただ者ではありませんでした。作務衣開発のため、竜巻絞り染めに取り組んでいただいた秋元さん、秘かに、もうひとつの伝統的な絞り染めに挑戦していたのです。







濃淡あり、ぼかしあり―変化に富んだ藍染模様。







それが、江戸時代に考案され、参勤交代の大名たちのお土産として欠かせないものになったほど人気を博した“叢雲絞り染”(むらくもしぼりぞめ)という技法でした。







「作務衣に合う柄じゃないと思ったけど、同じ絞り染だからやってみたということサ」と相変わらず淡々。ところが染め上がってみると、本人もびっくりの出来栄え。確かに作務衣の柄とはいえませんが、これを眠らせておく手はないということで、夏でもあることだし女性向けのゆかたに採り入れることとなりました







この絞り染の特徴は、絞り器を使うこと。12メートルもの布地を、高さ70センチほどの絞り器にぎゅうぎゅうと押し込んでシワを付けます。そのシワが細かく複雑なだけに、染め上がった模様も濃淡あり、ぼかしありと実に立体的で変化に富んでいます。







【写真】



・絽に織られた綿布地一反(12メートル)を縫い合わせ袋状にする。染めた後、この糸を支障なく抜きとるために独特の手縫いが必要。この作業を<くぐし縫い>という。



・袋状になった布地を、一反すべて木製の絞り器に押し込んでしまい固定する。この蛇腹状になった絞りが色の濃淡やぼかしを生み出すことになる。



・そのまま藍ガメで染める。染めては空気酸化という過程を15回程繰り返していく。染め上がりに糸をほどくと、右のようなみごとな<叢雲>模様が出来上がる。
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藍染作務衣 , 99~00年の作務衣

武州正藍染 麻混作務衣

夏でも武州を堪能したい…そんな声から生まれました。







「武州正藍染作務衣」といえば、染めは藍、素材は綿という作務衣の王道。私どもすべての作務衣の原点として、当会創立16年目を迎えた現在でも、不朽のベストセラーとして堂々の存在感を常に示しています。







その武州を、夏に存分に楽しめる一着として新たに開発してもらえないだろうか。いわば、「夏の武州」を創れないだろうか。そんな声が出たのは、長年の武州愛好家の方々からでした。武州が好きでたまらないから、盛夏でも着続けたい、手放したくない…。高まるばかりの熱望に、当会の原点たる一着の変化を望まない私どもも遂に根負け致しました。







涼やかな藍の表情と綿と麻の着心地が実にいい







あれもこれもと会員の方々からのご意見・ご要望は色々ありましたが、スタッフ会議にて吟味し尽くした結果、基本的な部分はそのままとし、素材に麻を加えて涼感を高めようということに落ち着きました。







完成致しました新作は、まさに夏の藍染め作品の決定版とも呼ぶべきもの。凛々しい藍染めの表情と、麻と綿の織り成す涼やかな肌触りの共演がこの夏を一段と愉しいものにしてくれます。
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染&織作務衣 , 99~00年の作務衣

搦織作務衣 京極と羽織(2)


紗や絽を超えた『透間の美学』の究極を追い求めて…



「搦織(からみおり)」とは、古来より盛夏の正装和装として、法衣や神官、大店の旦那衆など、社会的地位を確立した人々がまとう着衣の生地技法として用いられたもの。



新作「搦織作務衣 京極」は、二本以上の経糸を一組にして、それを緯糸の間で搦み合うように織り上げるその技法により、紗や絽以上の清々しい透間が生まれ、着る方に次のような利点を与えてくれます。●紗や絽を超えた美しい気品を醸し出す姿●豊かな透間による抜群の通気性●シワになりにくく、軽やかな着心地●肌との接触面が少ないため、ベトつかず常に爽やか。



しかも上衣は肌着との重ね着によるお洒落さを表現するために一重に、逆にズボンは程よい透間と上衣との凛としたコントラストを付けるために共布で二重にし、全体の雰囲気をさらに清楚で気品の高いものにしています。



当会発の夏のお出かけ着があなたの夏を変える!



考えてみると、本格的な夏のお出かけ着は当会初。それも透間豊かな黒とくれば格調の高さは類を見ません。まとう場面も、例えばカラオケパーティーに颯爽と着て行けば、気分はまさに大店の大旦那。注目され、その場の話題の主になること請け合いです。



季節柄、お盆の席でお召しになる一着としても最適。素朴な中にも漂う黒の気品が、ご先祖様をお迎えになる席の荘厳さに凛と映えることでしょう。



シワになりにくく軽やかな着心地を備えていますから、帰省の際の一着としてもぜひお薦めです。格段に違う透かし加減と涼感で、いつもの夏とは違う自分になれる夏…。「搦織作務衣 京極」で、季節の主役になれる実感をお愉しみください。
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染&織作務衣 , 99~00年の作務衣

搦織作務衣 京極と羽織(1)


目で涼を得る。『透かしの美学』ここに極まる。



風にそよぐ木々の透間から差し込む木漏れ日に、肌で感じる以上の視覚的な“心の涼感”をおぼえる…。その自然が醸し出す涼感を意識的に取り入れたのが、夏における衣・食・住の風物詩。簾、打ち水、金魚鉢、江戸切子、そして紗や絽…。それは高温多湿な日本の夏を、目でも涼を得るために工夫された、先人たちの英知と粋の賜物であります。



その粋を作務衣を通じてお愉しみいただくために、私どもでは『透かしの美学』とテーマを掲げ、透間豊かな紗や絽の作品を発表して参りましたが、「紗や絽を超えた、盛夏だからこそ表現できるもっと豊かな“透間の粋”を創ってもらいたい」という会員の方々からのご要望が近年ひっきりなし…。



それならば単にその声にお応えするだけではない、二千年の夏という格別な機会に相応しい『透かしの美学』の記念碑ともなるべき究極の作品を創りあげようではないかと、この春から開発に着手。古来より伝わる「搦織(からみおり)」という技法を採用することにより、遂に新作「搦織作務衣 京極」の完成に漕ぎ着けました。
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