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カタログ和服こぼれ話

藍の初染式(2)

春の新作作務衣は再び、あの名コンビに!







この初染式の場には、いつもなら飄々とした感じの染め師、秋元一二さんも神妙な顔で直立不動。また、創織作家の石塚久雄さんも駆けつけていました。大ヒットとなった万葉百彩の第一号「卯月」をものにした名コンビです。







この秋元さんと石塚さん、初染式を終えた足で近くの神社に出かけました。誘われてお供します。この神社は、愛染堂と言われ愛染明王を祀る神社で、愛染と藍染の名前の共通から武州の藍染職人たちが、何かにつけおまいりにくる神社となっているようです。







秋元さんと石塚さんのお二人、抱えてきた作務衣を神前に奉納。熱心にお祈りをしています。







「春の新作だよ。まず一作目は必ず愛染さんに奉納するんだ。こんな作品を作らせていただきましてありがとうございます…ってさ、天の恵みに感謝するんだよ。自然の植物や空気、水、太陽など、どれひとつ欠けても作務衣は作れないんだからさ。感謝する心が大切なんだわ」







と語る秋元さん。かたわらで石塚さんもウンウンと頷いています。



もう、お分かりのことでしょう。今年の新作は、再びこの“秋さん”と“石さん”の名コンビに託します。







「すっかり春男になっちゃったね。昨年に勝るとも劣らぬものを、しかも何か新しい味付けで…というのだから困っちゃうよな」







と石塚さん。そんなことを言いながら、すでに昨年夏から試作に取り掛かっているお二人、ホントは超マジメ人間なのです。







「石塚先生はだろ…?ワシャ知らんよ。だって名前は“春”じゃなく“秋”だもん…」と秋元さん。テレ隠しもここまでくれば職人芸です。

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