日本の和服・作務衣を専門に追求した「作務衣博物館」

日本の和服・作務衣を専門に追求した「作務衣博物館」は「作務衣の専門館『伝統芸術を着る会』」によって運営されているウェブサイトです。
01~02年の作務衣 , 染&織作務衣

カシミヤウール作務衣


軽く、柔らかく、暖かい…ウールの王様を作務衣で着る!



カシミヤ…その素材の優美で豪奢な響から、あなたはどんな着心地を想像しますか?肩の凝らない軽さ、寒風を感じさせない暖かさ、柔らかく絶品の肌触りなどなど…その天然素材の魅力すべてを、これもまた魅力的な様々な利点を秘めた天然素材ウールと合わせて、より暖かく、さらに高級感を醸し出すよう仕立てたのが、ご覧の「カシミヤウール作務衣」です。



当初はカシミヤのみで…という何とも贅沢な開発意図があったのですが、布地の専門家などに意見を求めた結果、作務衣という装いに仕立てる場合には、カシミヤを25%の割合で混紡する方が、生地、織り、仕立などすべての面でバランスが最もいい、ということになり、天然素材ウールとのダブルキャストと相成った次第。



そのおかげか、全体的に細やかな霜降り調が生地に生まれ、より格調の高さが感じられる変化に富んだ表情が愉しめるのも大きな魅力です。カシミヤをまとう…それだけでも思わず背筋が伸びる一着。秋の街の視線はもうあなたのものです。
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01~02年の作務衣 , 染&織作務衣

圧縮ウール作務衣(3)


男女別の彩りが、新たな喜びを醸し出す。



この彩り、当初は男女共という予定だったのですが、女性には少々重いのでは?という意見が出て、さもあらんと、秋冬のカラーアンケートでも上位ランクを占めるキャラメルを採用したのですが、結果はご覧のように大吉。ひとりずつの立ち姿も惚れ惚れものなのですが、男女並ぶとそのコンビネーションも味わい深いものとなりました。



秋だからこそお洒落に、冷気がしみ始める季節だからこそ暖かく。装いの花が咲く街を「圧縮ウール作務衣」で颯爽と闊歩する…。私どもが精魂込めました、作務衣道に新たな一歩を刻むこの一着にぜひお袖通しいただき、装いの季節をたっぷりとご満喫ください。



ご要望の高い黒も併せてご提供いたします。



日本人の人生の様々な節目に登場する彩りだからでしょうか。黒という彩りに特別な想いをいだいている方は多いはず。

潔さ、深み、すべての始まりであり、終点でもある、懐の広い色。そのせいか、新作をはじめ、他の人気作品などにおいても、黒の彩りを希望する会員の方々の声は引きも切りません。



そこで今回、久々の新作そして装いの秋ということもあり、皆様のご要望は早めに取り入れておくのが必定であり礼儀でもあると、王道の黒を採用したバリエーションもご用意させていただきました。ご覧のように圧縮ウールとの相性も抜群。彩りに深みを与え、堂々たる作務衣姿をお愉しみいただける一着と相成りました。
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01~02年の作務衣 , 染&織作務衣

圧縮ウール作務衣(2)


作務衣らしい作務衣を創る、[圧縮ウール]の妙味



これは、天然素材のウールを湿らせた状態で揉みほぐし、そこに熱と蒸気を加えてびしっと縮めるという、手のかかる手法を採ったもの。そのため布の構造がより密度と厚みを増し数々の利点が生まれるのです。



その主な利点とは…●全体にハリとコシが出て、しっかりとした着心地が楽しめる●布地の強度が増し丈夫なため、着る際に気遣いが不要●生地の密度が高いため寒風が通りにくく実に暖か●圧縮しているために生地が縮まないと、まさにいたれり尽くせりの嬉しさを創り出してくれる、まるで作務衣のために生まれたような素材だったのです。



裏地には滑りのよいポリエステル素材を用い、滑らかな袖通しはもちろん、秋冬特有の嫌な静電気も防ぐ加工や、吸汗性を持たせたのも嬉しいところ。彩りも男女別に設けてございますので、その見事な着映え加減など、ごゆるりとご覧ください。



彩りは通好みの“茶”を筆頭に参ります。



いかがでしょうか?私どもが初心に戻り、たっぷりじっくりと時間をかけて開発いたしました「圧縮ウール作務衣」の第一印象は…。実際に手に触れて着ていただくとお分かりいただけると思うのですが、その着心地はいわば上質のピーコートと申しましょうか。もちろん、あれほど分厚くはないのですが、生地がしっかりとしており、それでいてしなやか。これならば寒風など気にならないし、しかもお洒落…。



その嬉しさをさらに高めてくれたのが茶の彩り。茶は通好みの色と云われ、実際秋冬になると思わず振り向きたくなるような洒落者たちは茶を実にうまく着こなしています。今回の新作では、圧縮ウールの密度の高さが、この色をさらに深く魅力的に際立たせ、その立ち姿は見事の一言…。
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01~02年の作務衣 , 染&織作務衣

圧縮ウール作務衣(1)


熟慮熟考を重ねた新作を満を持して贈ります。



俗に桃栗三年、柿八年と申します。雨風に耐え、時の流れを肌で感じながら、ひたすら内へ内へと想いを込めて精進すればこそ、やがてたわわな実を結び、外界へと旬味を解き放ちつつ、万人の喜びを得ることができるのです。



作務衣も、またしかり。東奔西走、時間をかけて良き素材を探し抜き、熟考熟慮、織や意匠に凝りぬいてこそ、万雷の喝采を得るものが生まれる…これもまた自然の摂理。



誠に恥ずかしながらこれまでの私どもは、作務衣の普及に勤しまん、急ぐべしとするあまり、その基本中の基本姿勢を忘れておりました。これまでの慌しいとも云える新作連発もその表れ。もちろん自信はございましたが、如何せん技に荒れがみえはじめしていたのは否めません。実際そのことを始め、旧知の会員の方々から、苦言をお小言をいただいていたのは事実…誠に申し訳ございませんでした。



じっくりと取り組む…それが本来の新作開発の姿



その点を深く反省し、本格的な装いの秋に向け、初心に帰った新作の開発に勤しもうとスタッフ一同、新たに心をひとつに致しました。そしてこの数ヶ月というもの徹底的に議論を重ね、ようやく満を持しての最新作「圧縮ウール作務衣」のお披露目と相成った次第です。こうなったのも私どもの我がままとはいえ、本当にお待たせしました。



今回の新作の素材、人気のウールでいこう…とまでは春には決まっていたのですが、単なるウールでは創作の見せ所がない、ましてやお待たせしたかいがない。そこでスタッフ各人が時間をかけて持ち寄った素材やアイディアを机上に乗せて吟味し尽くし、最終的にこれでいこう!と決定したのが圧縮ウールという素材。
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99~00年の作務衣 , 染&織作務衣

コーデュロイ作務衣 銀嶺


ヨーロッパのエスプリと和の様式が心地良く昇華・調和したコーデュロイ。



その昔、西欧のある王様が、白の兵士にこの布地の服を着せたところ、とても美しく立派に見えた―という話から名付けられたコーデュロイ(王様の畝)。この布地の特徴は、平織りの地の上にパイル織りを重ねて、毛緯をタテ糸の上に浮かせ、その浮いた毛緯を中央で剪毛(切断)して毛羽立たせ、タテ方向に畝を走らせることにあります。



畝が創り出す独特の表情と光沢にぞっこん



ヨーロッパのエスプリが香り立つ、このコーデュロイ独特の“畝模様”を存分に活かし、和の様式と見事に昇華させたのが、コーデュロイ作務衣の最新作「銀嶺」です。彩りは、装いの旬であるこの季節にしっくりと落ち着いた雰囲気で溶け込むシルバーグレー。縦に走る畝の織りの効果により、記事がまるでシルクのようにしっとりと落ち着いた、上品な光沢を放っているのがたまりません。



さらにその畝が身体の動きや光の加減で彩りの具合を微細に変化させ、単なるグレーではない、実に無数の深みのある表情を醸し出しているのもコーデュロイならではの魅力のひとつ。この季節の柔らかな光の中でご覧いただければ、その美しさは一目瞭然…。



もちろん保温性も豊か、着こなしも実に幅広く。



とはいえ戸外は寒いから…などとご心配なく。二重織りによる仕立てですから保温性も驚くほど豊かで、しかも肩の凝らない軽やかさがまた嬉しい。着こなしにおいても、さすがは和洋の利を調和させた一着。長袖のTシャツやスニーカーなどを合わせても、実にしっくりとまとまり、和洋折衷の粋な着こなしも存分にご堪能いただけます。
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99~00年の作務衣 , 絹作務衣

2000年作務衣 飛翔

15年の経験とご愛用者の声から生まれた未来を先取りした一着。







これはいわば‘99年の創り納めの一着。ということは、当会15年の創造力の結晶ともいえる作品、ヘタは打てません。そこで、実に多くの会員の方々から、最高の作務衣の姿に対する理想とご意見をいただきました。







心地よい暖かさと絹のような光沢がいい!







程よい光沢が欲しい。生地にコシがあるモノがいい。自然に溶け込むような彩が好きだ。暖かくて着やすいことはもちろん、丈夫でなければ…と、その希望は実に多彩。







そこから生まれた新作は、その意見に堂々と胸を張れるものとなりました。重ね織りによる生地の光沢と微細な表情はもちろん、暖かさと丈夫さも実現。細やかな目詰まりにより防寒性も備え、暖かさも充分な頼れる一着です。新しい時代を迎えるに相応しいその逸品となりました。
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99~00年の作務衣 , 絹作務衣

正絹刺子織作務衣 鳳凰(3)

まるで有名人になった気がしてくる…貴方を変える作務衣です。







他にはない良いモノを着るということは、精神を凛々しく変えること。袖を通すだけで背筋が伸び、顔つきまでキリリとしてくるのがその証明。どっしりした存在感、沸き立ってくる誇らしい慶び、自然と集まる周囲の視線、薫り立つ粋…。まるで自分が、いちやく有名人になった気がしてくる…それもこの作務衣の魅力のひとつです。







内ポケットやズボンの裾など、意匠のこだわりにもご注目!







新作の「変身の一着」の効果とは…



①ブランド効果→いいモノを着ているという満足感が、顔つきを凛々しくし、立ち居振る舞いにも気品が出ます。



②羨望効果→身体の動きに合わせて微細に変化する絹刺子の格調の高さと渋い光沢は、周りから見るとまぶしいほどに羨ましい…。



③振り返り効果→威風堂々とした表情と存在感に、すれちがう人々が思わず憧れをいだき振り返ります。







その魅力をさらに高めるのが、随所に工夫を凝らした細やかな意匠です。そのひとつが上着の内ポケット。例えば大きなポケットに小物や小銭などを入れ込んで音を立てて歩いてしまっては野暮というもの。そこで小銭を収める内ポケットを設けました。







また、お洒落の通は足元から人を見ると申します。その際、履物などはもちろん、視線がゆくのはズボンの裾。そこで、お洒落なボタン留めにし、タックによる適度なゆとりと締めの妙を創り出すことにより、立ち姿全体を眺めた際の終点位置として、足元にキリッとしたポイントを表現しました。
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99~00年の作務衣 , 絹作務衣

正絹刺子織作務衣 鳳凰(2)


この「主張」が貴方を変える、“きぬざしこ”が登場!



ならば素材は生地の王者である絹、織りは個性的な刺子織しかない…。そうくれば“きぬざしこ”。他には決して類を見ない独創性の高さ、絹と刺子が創り出す微細な表情の美しさ、着る方を凛々しく変えるその主張の高さは当会随一。折しも今世紀最後の秋、ならばシリーズの中でも最高峰を成す金字塔的な傑作をお届けしようと、勇んで開発に臨みました。



新作は、3割増しの絹、3色の糸を使った贅沢な一着。



新作は基本の糸から追及を始め、より彩りに深みを出すために、シリーズ初の3色の糸を用いることになりました。濃淡2本の藍の縦糸を基本に茶を用いた横糸の加減で変化を醸し出すのです。色は錦秋に相応しく、藍と茶を掛け合わせたような渋い中にも実にお洒落な雰囲気のモノでいくと決ったのですが、問題は横糸の加減による彩の深さの加減。浅くては淡白、深すぎてはしつこい…。



試作を重ね、ようやく全員一致でうなずいたのが12枚目の生地。3割増しの絹が醸し出す美しい光沢、藍と茶の調和に刺子が見事なアクセントを見せるその生地の彩りの深みは絶妙。



その表情は絹と刺子の効果により、光加減や見る角度によって藍にも茶にも見え、また何とも云えない中庸の彩りも現れると云う、まさに千変万化。全体の雰囲気は、素朴さも極めれば華になる…とでも云うのでしょうか。朴訥な中にも、かっこたる無言の主張、存在感を放ち、袖を通せば顔つきまで変えてしまうような凛々しさも同時に兼ね備えています。



次回はいよいよ「正絹刺子織作務衣」に迫ります。
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99~00年の作務衣 , 絹作務衣

正絹刺子織作務衣 鳳凰(1)

着る人を「変身させる主張」を持った一着こそ当会の作務衣







着るだけで背筋がピンと伸び、心を大らかに解放してくれる、古き佳き和の装い、作務衣。しかし、それを単純に復刻するだけでは、作業衣(さぎょうい)の延長にすぎない…。精神、立ち居振る舞い、顔つき、品格…袖を通した瞬間から、内面と外面の双方において人をグッと高みへと押し上げ「変身させる主張を持つ一着」こそ、伝統芸術を着る会の作務衣。







その考え方を基本に、私どもは創立以来16年間、さまざまな主張を持った作品を創り続けて参りました。日本人らしさを取り戻すための「武州正藍染作務衣」。若々しい気分を創り出す「デニム作務衣」。気遣い無用で愉しむための「高機能作務衣」。フォーマルな場や訪問着に最適な「正絹作務衣」…と、その一着ずつに込められた主張が、着る方の内面を格調高く変化させ、それが自然に外見へとにじみ出て、周りの人々へも伝わってゆく…そこに多彩な慶びが生まれるのです。







テーマは『錦秋、変身の一着』。







それはいわば、グッチやダンヒルなどの歴史と高品質につちかわれた高級ブランド品を身に付けると、自然と立ち居振る舞いが堂々とし、全身から品格が漂うような変化と合い通じるもの。







そういった作品創りが評価され、おかげさまで私どもも今では、作務衣の専門館、作務衣のブランドと賞賛されるようにまでなりました。だからこそ、人が最もお洒落に変身する錦秋の新作は、「着るだけで自信が沸き上がり、心も外見も見事に変身させる」という私どものテーマの頂を成すモノでなければなりません。







次回に続く…。
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