日本の和服・作務衣を専門に追求した「作務衣博物館」

日本の和服・作務衣を専門に追求した「作務衣博物館」は「作務衣の専門館『伝統芸術を着る会』」によって運営されているウェブサイトです。
99~00年の作務衣 , 絹作務衣

正絹刺子織作務衣 鳳凰(2)


この「主張」が貴方を変える、“きぬざしこ”が登場!



ならば素材は生地の王者である絹、織りは個性的な刺子織しかない…。そうくれば“きぬざしこ”。他には決して類を見ない独創性の高さ、絹と刺子が創り出す微細な表情の美しさ、着る方を凛々しく変えるその主張の高さは当会随一。折しも今世紀最後の秋、ならばシリーズの中でも最高峰を成す金字塔的な傑作をお届けしようと、勇んで開発に臨みました。



新作は、3割増しの絹、3色の糸を使った贅沢な一着。



新作は基本の糸から追及を始め、より彩りに深みを出すために、シリーズ初の3色の糸を用いることになりました。濃淡2本の藍の縦糸を基本に茶を用いた横糸の加減で変化を醸し出すのです。色は錦秋に相応しく、藍と茶を掛け合わせたような渋い中にも実にお洒落な雰囲気のモノでいくと決ったのですが、問題は横糸の加減による彩の深さの加減。浅くては淡白、深すぎてはしつこい…。



試作を重ね、ようやく全員一致でうなずいたのが12枚目の生地。3割増しの絹が醸し出す美しい光沢、藍と茶の調和に刺子が見事なアクセントを見せるその生地の彩りの深みは絶妙。



その表情は絹と刺子の効果により、光加減や見る角度によって藍にも茶にも見え、また何とも云えない中庸の彩りも現れると云う、まさに千変万化。全体の雰囲気は、素朴さも極めれば華になる…とでも云うのでしょうか。朴訥な中にも、かっこたる無言の主張、存在感を放ち、袖を通せば顔つきまで変えてしまうような凛々しさも同時に兼ね備えています。



次回はいよいよ「正絹刺子織作務衣」に迫ります。
- トラックバック (0) -