日本の和服・作務衣を専門に追求した「作務衣博物館」

日本の和服・作務衣を専門に追求した「作務衣博物館」は「作務衣の専門館『伝統芸術を着る会』」によって運営されているウェブサイトです。
袴&和服アンサンブル , 91~92年の作務衣

二部式着物 正藍染飛騨刺子 ぼたん(1)

飛騨刺子の純朴な美しさが大好評!春の新作をお届けします。



前号で始めて登場した飛騨刺子の二部式が大変な評判を呼びました。当会としましても、二部式の先兵として送り込んだ自信作だっただけに嬉しさもひとしお。早速、春の新作をご用意させていただきました。



春を待ち望む思いを蝶に託して刺す――。



中部山脈の山間を縫うようにたどりつく飛騨高山。盆地特有の底冷えのする寒さが足元からはい上がってきます。この地で女性たちはその昔から、質素で素朴でありながら独創性に富んだ刺し模様を生み続けているのです。



外は一面の銀世界。炉端に座った母と娘が黙々と針を進めながら想うことは、やがて来る春への賛歌だったことでしょう。そんな想いが布地にみごとに描き出されています。草木が芽吹き、やがて花が咲き乱れる季節ともなれば、我が世の春とばかりに舞い踊る蝶々たち――。この蝶をモチーフに刺したのが、春の新作「てふてふ」です。
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藍染作務衣 , 87~90年の作務衣

正藍染 ノーカラージャケット

藍を着る夏



ドキッとするような原色プリント、フワッと浮き上がりそうなパステル・カラー…まるでパレットの上の絵の具のように、この季節はさまざまな色が溢れてきます。そんな中で、シックで素朴、そして奥深い色“藍”がなぜかひと際目立ちます。目を通してその手ざわりまで感じてしまうこの色に夏はよく似合います。しっとりと落ち着いた端正な色調でありながら、ハッと目を射るみずみずしさ。着る人の心まで偲ばせる藍染めは、年齢を問わぬ女性の美しさの象徴といえましょう。
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藍染作務衣 , 97~98年の作務衣

正藍染野袴 水縹(みずはなだ)

ひと季節早く-これが粋の極意。それにしてもなりが良すぎる!



「いよっ、なりがいいねえ…」などと言います。格好いいねえ-という意味ですが、粋な姿を目にした時など思わず口をついて出る粋な言葉です。昨年の夏、発表した“紗の袖付き羽織”などこの言い方がぴったりする一枚。今回は、野袴とコーディネートしてみましたが、これまたピタリと決ります。この羽織、盛夏用と思われがちですが、春から初夏にかけての着用も粋なもの。見る人をして“粋人”と言わせたいなら、ひと季節早くから…。それにしてもこのなりの良さは、驚きですネ。
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藍染作務衣 , 91~92年の作務衣

藍飾り麻混 ルパシカ(2)

麻混の爽やかさと肌ざわりを重視!



立ち衿から両肩にかけて正藍叢雲絞り染の藍飾りを付け、ボタンはシンプルで着やすいように前開きにしました。また正藍染の帯ひもを使って大きくアクセントをつけました。



素材は、麻35%、綿65%の麻混。爽やかさや肌ざわりの素朴さを重視しています。身頃や袖はとにかくゆったり。帯ひもで長さは調節できます。左記のようにさまざまな着方ができますし、ズボンも好みに合わせてどうぞ。暑ければ袖を上げて半袖にもできます(ロールアップ)。



10歳は若く見えるな――という声もあり、お洒落感覚は抜群。散歩だけではもったいないこの季節にぴったりの一着です。
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藍染作務衣 , 91~92年の作務衣

藍飾り麻混 ルパシカ(1)

ゆったりと爽やかに涼しさ抜群-衿、肩の藍飾りと正藍染の帯ひもがなんとも印象的!



インバネスに続け――という気運が盛り上がっています。前号でご紹介したあの外套「インバネス」が大変な反響。これに気を良くしたわけではありませんが、世界の伝統的な装いに目を向けてみようということです。



そこで白羽の矢が立ったのが、ロシア民族衣装として名を馳せ、日本でも愛好家が多い「ルパシカ」でした。



例のように百科辞典の登場となったのですが、その表記によると<rubaska-ルバシカ>となっています。ただ、日本では昔からルパシカと呼んでいますので、私どももその呼び名ですすめます。このルパシカは、絵のようにブラウス風の上着でスタンドカラーと房のような帯ひもが特色。全体にゆったりとして作りでとても着やすそう。その意味では作務衣と相通じるものを感じます。第一次世界大戦後、世界各地で着られるようになり、日本でも芸術家たちが競って着たようでそのイメージが定着しています。



男の夏をお洒落に演出する!



このルパシカを、再現というより新しい型にアレンジして開発しようというのが今回の狙い。そして完成したのが写真のようなルパシカ。作務衣のズボンにピタリと決ったのには正直、驚きました。
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カタログ和服こぼれ話

素敵なオジサマと言われるための…「40代からのファッション」(2)

自分では分かりにくいファッションセンス。



仕事が終わって、帰り道にちょっと一杯。そして、「家にたどり着けばパジャマに着換えて寝るだけ」という生活が習慣化している人も多いことと思う。



しかし、こんな生活の中でも、ちょっと視点を変えてみると、意外なことが発見できるから面白い。例えば、寝る時にだけ着るパジャマ。これは不思議なことに、結構オシャレなものを着ている人が多い。



ネクタイやジャケットやスーツなど、ふだん会社に着ていくものは、自分のセンスを信じ、必ずといっていいほど自分で選び、冒険せずに地味なものを買ってくるのにだ…。



ところが、パジャマなど普段着感覚のものは、靴下や下着などといっしょに奥さまがデパートやスーパーで買ってきたものを、そのまま身につけているケースが多い。奥さまが買ってきた当初は、パジャマ派手さに文句を言ったりするものだが、自分では、その類のものは照れもあって買いに行けず、結局「家の中だからイイや」ということで、毎日着ている。その派手なパジャマが、結構サマになっているのを気づかないのは、案外本人だけかも知れないのにだ…。



普段着は「ゆったりと動きやすい」のが基本



最近、パジャマの代わりにもなり、外出も出来る普段着が増えてきたが、やはり「動きやすく、ゆったりしたもの」がうけているようだ。例えば、日本調のものであれば、高級感あふれる藍染めの作務衣。また、リゾート調のものであれば、トレーナーやスエットスーツの類などがそれだ。
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カタログ和服こぼれ話

素敵なオジサマと言われるための…「40代からのファッション」(1)

40代以上の人たちにふさわしいファッション



最近、至るところでファッションの話を耳にするようになった。ところが、どういう訳か、40代以上の人のためのファッション情報は、意外と少ない。そこで編集部では、ファッション評論家・地主金一郎先生のお話をもとに、「40代以上の人たちにふさわしいファッションとは何か?」を考察してみることにした。



以前から、40代以上の人に向けての普段着、つまり、くつろぎファッションというものがあった。例えば、10年前にブームになったゴルフウェアが主流の通称「オジン・ファッション」などもその1つ。これは、大多数の人たちが購入したことがあると思うのだが、結局、ゴルフウェアの派手な色使いから、今ではリゾートユースに限られ、大体の人が即にタンスの隅にしまってあるのではないだろうか?そして、せっかく<くつろぎファッション>を購入しても、多忙なためか、着換えないうちに段々と着なくなってしまったりする。



また、日曜なども、日頃の習慣からワイシャツを着ていたり、ネクタイ姿でいるというように、くつろぎファッションとはほど遠いスタイルで過ごしがちだ。
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デニム&カジュアル作務衣 , 01~02年の作務衣

高機能楊柳作務衣

独特のやわらかな着心地、さらさら感を損なうことなく、便利な高機能加工をプラス。気遣いなしで愉しめる涼やかな一着です。



楊柳と云えば、生地に適度な凹凸を醸しだす「ちぢみ加工」により、肌と生地との接触面を減らした爽やかな着心地と、涼感抜群のさらさら感で、この季節になると人気急上昇のシリーズです。



その中でも便利な高機能加工を施し、進化した楊柳が、ご覧の高機能楊柳作務衣です。水や油も弾き、ご自宅での丸洗いもOKで、ノーアイロン…楊柳ならではの絶妙のさらさら感を、気遣い無用でお愉しみいただけるのが大きな魅力。また、シワになりにくいため、旅行の際は折り畳んでカバンに入れて、旅先にて颯爽と変身!という愉しみ方もできるのです。
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染&織作務衣 , 01~02年の作務衣

紗紬作務衣(2)

紗と紬の共演が、より豊かな夏の涼を奏でる。



本作品はご好評の紗をさらにグレードアップしたもので、特筆は紗と紬織りの風合いの共演です。それにより、生地に適度な凹凸と立体感が構築され、肌に涼しく見た目も実に爽やか。紗と紬の醸しだす程よい透間が光の変化を生み出し、豊かで魅力あふれる表情を創り出しています。



ご覧のように彩りは深く鮮やかな紺を用い、肌着とのコントラストもまた鮮烈で涼味たっぷり。暑いからと、誰もが装いに手を抜きがちになる夏だからこそ、この一着にて、夏を独り占めにしてください。
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