日本の和服・作務衣を専門に追求した「作務衣博物館」

日本の和服・作務衣を専門に追求した「作務衣博物館」は「作務衣の専門館『伝統芸術を着る会』」によって運営されているウェブサイトです。
藍染作務衣 , 99~00年の作務衣

本藍染ゴム袖作務衣

Tシャツにスニーカーに気軽に。カジュアルな藍が新しい。

日本の夏には、藍が良く似合う――世界でもジャパンブルーの呼び名で親しまれている藍は、作務衣の基本とも云うべき色、しっくりくるのも当然です。

ご覧の二点は、当会作務衣のすべての原点であり、本藍染作品の代表作でもある武州を基本に、彩りと生地厚をやや薄手に仕上げたもの。作務衣の精神性はそのままに、より気軽にカジュアルに楽しめると評判です。この夏は“涼の藍”で決めてみてはいかがですか。
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99~00年の作務衣 , 藍染作務衣

正藍染 刺子はんてんコート

火消し半纏の粋をコートにも…。作務衣との相性も抜群です。







綿100%の厚手で丈夫な生地に、1分5厘刺しという、目の詰まった刺子を施し、さらに丈夫で防寒性も豊か。それでいて肩の凝らない、軽やかな着心地の「刺子はんてんコート」です。武州正藍染めによるために、コートに仕立てた段階で軽石でウォッシュアウトしていますから、適度な色落ち具合が実にいい味わいを醸し出しています。
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99~00年の作務衣 , 染&織作務衣

ブラックウール作務衣


当会初!ウール作務衣の“黒”。遂に登場!



日本人と生まれたからには、やはり黒・・・と惚れ惚れとさせてくれるような荘厳ともいえる精神性の高さが、新春の空気を凛々しく震わせます。



袖を通せば軽く暖かく実に柔らか、静電気防止加工も施しています。



自然の恵み豊かなウールと、究極の彩り“黒”の見事な共演。



日頃のご愛顧に感謝の意を込めてお贈り致します特別企画祭。特に今回は、2000年と当会創立15周年が重なった稀有な年。特別企画作品にも一段と力が・・・と言いたいのですが、実はウール作務衣の黒でいくと決めていたのです。



それというのも半年前の夏の大感謝祭。特別企画作品の楊柳作務衣の黒が大好評、用意した200着がたちまち売り切れてしまい、お求め逃した方々はもちろん、ご購入いただいた方からも、“この次も、ぜひ黒で頼むよ”という強いご要望をいただいていたからです。



そのお約束を今回果たすことができました。黒の発するピシッとした精神性が、年頭に際して心を自然と引き締めてくれる待望の一着の登場です。
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99~00年の作務衣 , 染&織作務衣

重ね織作務衣 武尊

どっしりとした質感、複雑妙味な織り。雄々しい“武士(もののふ)”を思わせる黒の彩りに、不動の存在感が漂う。







生地の表情、コシの強さ、これは何とも・・・と、新作を前にスタッフの誰もが黙って深くうなずくばかり。一年に一度あるかないかという無言の絶賛を受けた誉れ高き新作は、まず糸創りから違います。







綿とポリエステル、それぞれの素材ワタを適宜組み合わせてひとつのワタを創り、そこから二つの素材が微妙に絡み合った一本の糸を紡いでゆきます。それを綿のみが染まりやすくできている特殊な染料を用いて染め上げることにより、微妙な濃淡の表情を持つ糸を生み出すという手の込みよう。







<重ね織り>仕上げの生地をさらに手間暇かけて加工







その糸を、生地にコシと味わい豊かな表情を生み出す<重ね織り>で織り上げることにより、えも言われぬ質感と風合いを持つ生地が仕上がります。それだけでも充分な趣があるのですが、生地の表面を人為的に削り取るという、実に手間暇のかかる工程を加えることにより、霞のような「刺子柄」の風合いを創り出しました。







贅沢に手間と暇、叡智をかけたその生地で仕立てた男女別仕立の新作は、見る角度や光の加減によって表れる雅な表情がため息もの。当会きっての人気の作務衣である“きぬざしこ”とはまたひと味違った風雅さをご堪能いただける一着と相成りました。







その芸術的ともいえる風合いに加え、目が細かく詰まった重ね織りの生地は冬の作務衣に不可欠な暖かさも獲得しています。







人気筆頭の彩りを採用、新春を席捲しそうな完成度







男女別仕立ての彩りは、当会ショールームにおける「一番着たい色は?」というアンケートから採用したもの。男性用は、世知辛い世相を颯爽と吹き飛ばしたいという思いが強いのか、猛々しい武士(もののふ)のイメージを込めた“黒”が圧倒的人気。







また、女性用は、より雅な思いが求められたのか、いにしえから高貴な彩りとしてあの源氏物語にも登場する美しい紫が大人気。女性らしい優美な舟底型の袖は便利なゴム袖、またお洒落な衿の切り返しを採用し、意匠の面でも魅力的な一着です。
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カタログ和服こぼれ話 , 99~00年の作務衣

祝二〇〇〇年 作務衣で迎えるお正月。(2)


年代が記念となる古酒の如く、新年も節目となる逸品に



だからこそ、毎年年頭に発表させていただく“お正月の作務衣”、大好評の<寿シリーズ>の新作をいかにすべきかということで企画会議も白熱。



これまで私どもを叱咤激励、応援してくださった方々に対する御礼の証であり、また、この15年間の創造の結晶とも云える節目の作品だからです。



あたかも、極上の和の醸造酒が年代にこだわる如く、二〇〇〇年と云う忘れ難き年の想い出を、不朽の形として残すための一着・・・そのためにスタッフがもっともこだわったのが彩りでした。



節目の年の“寿シリーズ”彩りは福なる松にて決定!



スタッフの間で飛び交っていた意見が徐々にまとまり始めました。めでたさ、祝い、日本の象徴・・・そうくれば富士・・・そして、松!縁起物としても愛されるその姿、激しい風雪を耐え抜く生命力の強さは、見る人に力を与えてくれる。しかも来る年は、次なる千年への華々しい門出。新しい時代への門松としての意味も込められる。



たちまち全員一致、寿シリーズの新作の彩りは福々しい松の彩りにて決定。その銘も次代への門出の満々たる喜びを込め、堂々と<慶寿>と銘乗ります。
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カタログ和服こぼれ話 , 99~00年の作務衣

祝二〇〇〇年 作務衣で迎えるお正月。(1)


記念の年には想い出をカタチで残したい-。だからこそ、門出に似合う作務衣を選ぶ。



生々流転、波乱に満ちた年が暮れました。来る年は、千年代の大転換という特別なもの。この稀有な舞台に、当会が創立15周年を迎えたのも、何か大きな縁のようなものを感じ、いつもの年の瀬にもまして、スタッフ一同感慨の面持ちで臨んでいます。



少し大仰かもしれませんが、思えば過ぎ去ったこの千年代という時代は、大和の風雅が、合理性という思考のもと、西洋文化に席巻された時代でもありました。



確かに洋にも利点があるのは否めない。しかし、和の美徳が影を潜め、様式美と心のみそぎの真骨頂であるはずの年賀の席までもが洋風化してしまったのは実に淋しい限り・・・。



『作務衣で迎えるお正月』も今年は一段と特別に・・・



緊張とくつろぎが絶妙な釣り合いで昇華し、新年にかける清々しい想いに思わず背筋が伸びたあのひと時を忘れたくない、残して行きたい・・・。当会のそんな想いが、設立当初から『作務衣で迎えるお正月』と云うライフスタイルを提唱させたのは、皆さまご存じの通り。今では、年末近くになるとたくさんの会員の方々から、“今度のお正月も、和三昧で優雅に過ごします”“正月おろしの新作、愉しみにしているよ”などと云うお便りをどっさりといただきます。



これも私どもが謳い続けてきたそのテーマが、小さな水の滴が岩に滲み渡り巨大な石柱を創り挙げるように、この15年の間に広く深く皆さまの間に浸透している証。実に嬉しい限りです。



次回へ・・・
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99~00年の作務衣 , 袴&和服アンサンブル

サミア インバネス(ブラウン)


冬の主役、外套。寒に舞う・・・浪漫を秘めて。



昔懐かしい、だがどこか新しい香りに満ちて・・・。あえて“外套”と呼びたいその深い魅力。人が知らない、着ないからこそ、まとう慶びもひとしおです。



懐かしさと新しさが同居する妙。



想像してみてください。寒風の中、颯爽と背を伸ばし、外套の裾を優雅にひるがえしながら歩き行く人の姿を・・・。他では決して見られない、実現することのできないそんな風雅をお贈りできるのも、古き佳き文化と装いの復刻・普及に相勤める当会ならでは。



まずご紹介いたしますは、スコットランドに生まれ、大正の時代に愛された<インバネス>。様式通りに復刻し、ご紹介するごとに大評判を呼ぶ作品です。今回の新作は、超極細繊維(毛髪の約20分の1)という新素材を用い、ソフトな肌触りと、実に軽やかな着心地を実現したもの。外套といえば何だか肩が凝りそうで・・・という方にもぜひお薦めしたい、抜群の暖かさと素晴らしい見映え、まとっているのを忘れそうな軽やかな着心地を実現しています。



彩りは、お洒落の上級者が好むというキャメルを採用。どんな色の作務衣や服でも相性が良く、しかもたまらないほど格好が良い。この冬はインバネスが面白い。個性派の貴方へ贈ります。ものです。
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99~00年の作務衣 , 染&織作務衣

コーデュロイ作務衣 銀嶺


ヨーロッパのエスプリと和の様式が心地良く昇華・調和したコーデュロイ。



その昔、西欧のある王様が、白の兵士にこの布地の服を着せたところ、とても美しく立派に見えた―という話から名付けられたコーデュロイ(王様の畝)。この布地の特徴は、平織りの地の上にパイル織りを重ねて、毛緯をタテ糸の上に浮かせ、その浮いた毛緯を中央で剪毛(切断)して毛羽立たせ、タテ方向に畝を走らせることにあります。



畝が創り出す独特の表情と光沢にぞっこん



ヨーロッパのエスプリが香り立つ、このコーデュロイ独特の“畝模様”を存分に活かし、和の様式と見事に昇華させたのが、コーデュロイ作務衣の最新作「銀嶺」です。彩りは、装いの旬であるこの季節にしっくりと落ち着いた雰囲気で溶け込むシルバーグレー。縦に走る畝の織りの効果により、記事がまるでシルクのようにしっとりと落ち着いた、上品な光沢を放っているのがたまりません。



さらにその畝が身体の動きや光の加減で彩りの具合を微細に変化させ、単なるグレーではない、実に無数の深みのある表情を醸し出しているのもコーデュロイならではの魅力のひとつ。この季節の柔らかな光の中でご覧いただければ、その美しさは一目瞭然…。



もちろん保温性も豊か、着こなしも実に幅広く。



とはいえ戸外は寒いから…などとご心配なく。二重織りによる仕立てですから保温性も驚くほど豊かで、しかも肩の凝らない軽やかさがまた嬉しい。着こなしにおいても、さすがは和洋の利を調和させた一着。長袖のTシャツやスニーカーなどを合わせても、実にしっくりとまとまり、和洋折衷の粋な着こなしも存分にご堪能いただけます。
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99~00年の作務衣 , 絹作務衣

2000年作務衣 飛翔

15年の経験とご愛用者の声から生まれた未来を先取りした一着。







これはいわば‘99年の創り納めの一着。ということは、当会15年の創造力の結晶ともいえる作品、ヘタは打てません。そこで、実に多くの会員の方々から、最高の作務衣の姿に対する理想とご意見をいただきました。







心地よい暖かさと絹のような光沢がいい!







程よい光沢が欲しい。生地にコシがあるモノがいい。自然に溶け込むような彩が好きだ。暖かくて着やすいことはもちろん、丈夫でなければ…と、その希望は実に多彩。







そこから生まれた新作は、その意見に堂々と胸を張れるものとなりました。重ね織りによる生地の光沢と微細な表情はもちろん、暖かさと丈夫さも実現。細やかな目詰まりにより防寒性も備え、暖かさも充分な頼れる一着です。新しい時代を迎えるに相応しいその逸品となりました。
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99~00年の作務衣 , 絹作務衣

正絹刺子織作務衣 鳳凰(3)

まるで有名人になった気がしてくる…貴方を変える作務衣です。







他にはない良いモノを着るということは、精神を凛々しく変えること。袖を通すだけで背筋が伸び、顔つきまでキリリとしてくるのがその証明。どっしりした存在感、沸き立ってくる誇らしい慶び、自然と集まる周囲の視線、薫り立つ粋…。まるで自分が、いちやく有名人になった気がしてくる…それもこの作務衣の魅力のひとつです。







内ポケットやズボンの裾など、意匠のこだわりにもご注目!







新作の「変身の一着」の効果とは…



①ブランド効果→いいモノを着ているという満足感が、顔つきを凛々しくし、立ち居振る舞いにも気品が出ます。



②羨望効果→身体の動きに合わせて微細に変化する絹刺子の格調の高さと渋い光沢は、周りから見るとまぶしいほどに羨ましい…。



③振り返り効果→威風堂々とした表情と存在感に、すれちがう人々が思わず憧れをいだき振り返ります。







その魅力をさらに高めるのが、随所に工夫を凝らした細やかな意匠です。そのひとつが上着の内ポケット。例えば大きなポケットに小物や小銭などを入れ込んで音を立てて歩いてしまっては野暮というもの。そこで小銭を収める内ポケットを設けました。







また、お洒落の通は足元から人を見ると申します。その際、履物などはもちろん、視線がゆくのはズボンの裾。そこで、お洒落なボタン留めにし、タックによる適度なゆとりと締めの妙を創り出すことにより、立ち姿全体を眺めた際の終点位置として、足元にキリッとしたポイントを表現しました。
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