日本の和服・作務衣を専門に追求した「作務衣博物館」

日本の和服・作務衣を専門に追求した「作務衣博物館」は「作務衣の専門館『伝統芸術を着る会』」によって運営されているウェブサイトです。
99~00年の作務衣 , 藍染作務衣

洗い刺子作務衣 藍矢倉(あらいさしこさむえ あいやぐら)

渋い男の主張、これぞ作務衣!刺子織に正藍染、火消しの粋の妙。







“火事と喧嘩は江戸の華”と云われたように、火事場に雄雄しく舞う火消し半纏の姿は大勢の人を魅了しました。







その、火にも水にも耐え、役目をまっとうするあの力と粋を作務衣に活かしたい…。その想いから生まれたのが、<洗い刺子織作務衣 藍矢倉>です。







綿100%の無垢な素材を、あの武州正藍染で染め上げた味わい深い彩り。そして、素朴な中にも適度な装飾性を生み出す刺子織による、頼りがいのある厚手の丈夫な生地…。



試作品は、「これぞ作務衣!」と叫びたくなるような、古き佳き和の装いの原点を極めたものになりました。







しかし、何かが足りない。あの火消し半纏の粋を感じさせる何かが…。しばし試作品を眺めていたスタッフが、こう呟きました。







「徹底的に洗いをかけてみよう…」と。







そうです、足りなかったのは、数々の修羅場をくぐり抜けた火消し半纏が、その生地の表情に刻み込み、渋く漂わせていた老練の味わいだったのです。







若さだけで輝いていた青年が、人生の修羅場をいくつも越え、いつしかその顔に男の主張を漂わせるような、えもいわれぬ深さを新作にも宿したい…。



そこから作務衣に仕立ててから洗う製品洗いの作業が始まりました。それは、これぞ!と思えるような程よい色落ちを見極める神経を遣う作業…。



そして全体的に8センチ縮んだ段階で洗いは終了しました。







この作業段階を加えたことにより、生地がほどよくこなれ、最初から柔らかな着心地も愉しめるという効果も得られ、その好結果には云うことなし。



この冬は、火消しの華で、いなせに街を闊歩してみてはいかがですか。




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