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カタログ和服こぼれ話

匠、引退。有終の美を飾る。(2)

作務衣の立役者から突然の引退話が…







その名匠とは、武州にその人ありと言われ、数々の伝説的名作を生んだ、あの秋元一二さん。引退して、これからは後進に未知を譲り、その育成に努めたいという、まさに寝耳に水の打診を受けたのが約半年前。







しかし、私どもの独創的な作務衣は秋元さんという匠がいたからこそできたもの。引退なんてとんでもない、と大慌てで仕事場へ駆けつけ説得したのですが、作務衣創り同様、その決意も頑固一徹。残念ながら、しぶしぶ引退話を受け入れるしかありませんでした。







これもまた、秋元さんの次なる実りへの人生の種蒔きなのだとは思いつつも、一抹の寂しさは拭えません。それほど巨匠の存在は大きなものだったのです。







"藍は愛なり"究極の逸品創り始まる。







しかし首をうなだれてばかりでは実りもなし。ここは一番、引退の花道を飾るにふさわしい、独創豊かな作務衣を創ってもらおうということに相成りました。







秋元さんといえば藍一筋。その匠の仕事ぶりは周知の通り。「藍を扱うにはサ、愛が必要なんだ。自然のモノってすごく手がかかるだろ。愛情がなければ納得の染めはできないんだヨ」。その哲学のなせる技か、秋元さんの藍の作務衣は女性ファンも実に多く、どれほどのたおやかなため息が流れたことか。







だからこそ、最後の仕事となれば、どれほど手間と代価がかかっても構わない。ここはひとつ、ファン待望の究極の藍の作務衣創りに挑戦していただきたいとの私どもの依頼に、「いいねぇ、久々に燃えるよ」と快諾の秋元さん。かくして、匠の技の劇的な創造が始まりました。





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