日本の和服・作務衣を専門に追求した「作務衣博物館」

日本の和服・作務衣を専門に追求した「作務衣博物館」は「作務衣の専門館『伝統芸術を着る会』」によって運営されているウェブサイトです。
99~00年の作務衣 , 染&織作務衣

重ね織作務衣 武尊

どっしりとした質感、複雑妙味な織り。雄々しい“武士(もののふ)”を思わせる黒の彩りに、不動の存在感が漂う。







生地の表情、コシの強さ、これは何とも・・・と、新作を前にスタッフの誰もが黙って深くうなずくばかり。一年に一度あるかないかという無言の絶賛を受けた誉れ高き新作は、まず糸創りから違います。







綿とポリエステル、それぞれの素材ワタを適宜組み合わせてひとつのワタを創り、そこから二つの素材が微妙に絡み合った一本の糸を紡いでゆきます。それを綿のみが染まりやすくできている特殊な染料を用いて染め上げることにより、微妙な濃淡の表情を持つ糸を生み出すという手の込みよう。







<重ね織り>仕上げの生地をさらに手間暇かけて加工







その糸を、生地にコシと味わい豊かな表情を生み出す<重ね織り>で織り上げることにより、えも言われぬ質感と風合いを持つ生地が仕上がります。それだけでも充分な趣があるのですが、生地の表面を人為的に削り取るという、実に手間暇のかかる工程を加えることにより、霞のような「刺子柄」の風合いを創り出しました。







贅沢に手間と暇、叡智をかけたその生地で仕立てた男女別仕立の新作は、見る角度や光の加減によって表れる雅な表情がため息もの。当会きっての人気の作務衣である“きぬざしこ”とはまたひと味違った風雅さをご堪能いただける一着と相成りました。







その芸術的ともいえる風合いに加え、目が細かく詰まった重ね織りの生地は冬の作務衣に不可欠な暖かさも獲得しています。







人気筆頭の彩りを採用、新春を席捲しそうな完成度







男女別仕立ての彩りは、当会ショールームにおける「一番着たい色は?」というアンケートから採用したもの。男性用は、世知辛い世相を颯爽と吹き飛ばしたいという思いが強いのか、猛々しい武士(もののふ)のイメージを込めた“黒”が圧倒的人気。







また、女性用は、より雅な思いが求められたのか、いにしえから高貴な彩りとしてあの源氏物語にも登場する美しい紫が大人気。女性らしい優美な舟底型の袖は便利なゴム袖、またお洒落な衿の切り返しを採用し、意匠の面でも魅力的な一着です。

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